埼玉県から
雁坂トンネルを通り山梨県に入ると右手頭上に
奥秩父山塊2500m級の主脈の山々が連なります。今日はこの主脈の山の雄・・・金峰山(きんぷさん)に登ります。
このところの不安定な天候も少しずつ安定化してきていますが、午後は夕立の覚悟が必要で出来るだけ早く登り早めの下山を計画。夜中の1時半に家を出て4時半に
瑞牆山荘登山口着、早々に登山開始。この甲斐があってか・・・岩尾根での好展望を30分弱楽しめ(あとはほぼ霧の中)、帰路は岩尾根では何とか落雷に打たれずに済み下山出来ました(2011.08.06)。
ルートと実績
瑞牆山荘西側駐車場(4:45)⇒瑞牆山荘前登山口(4:48)⇒富士見平小屋(5:26)⇒鷹見岩分岐(6:01)⇒大日小屋(6:09)⇒大日岩(6:41)⇒砂払いノ頭(7:30)⇒金峰山小屋分岐(8:02)⇒五丈石(8:41)⇒金峰山頂(8:46-57)⇒五丈石(9:01-22)⇒金峰山小屋分岐(9:47)⇒砂払いノ頭(10:32)⇒大日岩(10:56)⇒大日小屋(11:20)⇒鷹見岩分岐(11:30)⇒富士見平小屋(12:05)⇒林道経由・駐車場(12:42)
1)歩行時間:約7時間17分(昼食・休憩の40分は外数)
2)歩行距離:約12.5Km
3)累積プラス高度:約1277m
4)その他:単独ハイク
5)ルートマップ参照
6)カシミール3Dはここ
瑞牆山荘から岩尾根へ・・・奥秩父の森林帯を2時間強。。黙々と登る
写真1⇒瑞牆山荘(写真1)の100m程奥に舗装された大きな無料駐車場あります。ここに車を停め、瑞牆山荘正面の登山口を登り始めます。早朝4時45分ですが既に数チームのハイカーが山頂を目指したようです。
写真2⇒登山口より登り始めて40分程で富士見平小屋着。左側の瑞牆山方面を見送り金峰山を目指します。
写真3⇒富士見平小屋を過ぎると
奥秩父の深い森の登り。途中、鷹見岩の分岐を右に見送ると緩やかな下りとなり、程なく右下に大日小屋が見えます。
写真4⇒小屋を過ぎると勾配は急となりロープの岩場を越えれば、右手が開ける大きな岩場の展望ポイント・・・右手前の
鷹見岩と遠く南アルプスが展望でき、更に登れば大きな大日岩(写真4)です。もうすぐ視界は開けそうです!早く岩尾根に登りたい気持ちに駆られます。
大展望!・・・手強い岩尾根を登り五丈石の山頂へ
写真5⇒大日岩を過ぎれば標高は2200mを越えますが依然、森林帯が続きやがて
岩や根、ガレ状の急勾配。これを登り切ると待望の砂払いノ頭(写真5)に到達。一気に視界が開けて
富士山、
南アルプス、
雲の架かった八ヶ岳と瑞牆山など大展望が広がりました。
写真6⇒
砂払いノ頭からは見上げる岩尾根は遥か先に頂上と五丈石の突起を確認できます。途中、右手側が切れ落ちた崖の箇所がありますが滑落の危険は無く、岩場を良く見れば
コメツツジ等の高山植物が目を楽しませてくれます。終盤の金峰山小屋分岐(写真6)は尾根の山頂を選び
大きな岩を固い体で難儀しながら乗り越えて進んで行きました。
写真7⇒そして高く聳える五丈石(写真7)に到達すれば頂上直下、ゴツゴツとした沢山の岩を大股で渡るように登って行くと2599mの山頂です。生憎、霧が立ち込め視界は利きませんが
雄姿を収めます。
写真8⇒登頂後は五丈石まで下り昼食。ミヤマコゴメグサ(写真8)、
シャクナゲ、
トクヤクリンドウの蕾、
クモナニガナの仲間?、
キオンの仲間?など高山植物を楽しみました。
そして下山・・・
さて五丈石で一息入れたら下山です。
下山開始直後、岩尾根の雲が切れ陽ざしが注ぎ
視界が開けますが、砂払いノ頭付近に下る頃には
霧が深く立ち込めます。そして鷹見岩分岐付近では真っ暗となり強烈な雷雨。あわよくば「瑞牆山も登頂」の気持も砕かれギブアップ。富士見平小屋の先からは雨水が流れる滑りやすい登山道を避けて林道を通り、
駐車場に無事帰還しました。
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