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ハクサンコザクラ@火打山
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赤岳・横岳・硫黄岳_2014.06.15


赤岳天望荘より赤岳、中岳、阿弥陀岳を展望
今日は梅雨の晴れ間を狙って赤岳から硫黄岳へ縦走です。苦しいながらも大展望とお花に恵まれた素晴らしい山行となりました(2014.06.15)。

ルートと実績 やまのこ村駐車場(4:17)⇒美濃戸山荘(4:25)⇒南沢⇒行者小屋(6:20-22)⇒阿弥陀岳分岐(6:33)⇒文三郎尾根分岐(7:27-33)⇒キレット分岐(7:42-48)⇒竜頭峰分岐(8:03-06)⇒ 赤岳・頂上山頂(8:12-33)⇒赤岳天望荘(9:09-28)⇒地蔵の頭(9:36-38)⇒三叉峰(10:49-52)⇒横岳・奥ノ院(11:11-12)⇒硫黄岳山荘(11:44-49)⇒硫黄岳(12:11-16)⇒赤岩の頭(12:29)⇒赤岳鉱泉(13:23-28)⇒北沢⇒堰堤広場(14:10)⇒美濃戸山荘(14:38)⇒やまのこ村駐車場(14:44)
1)歩行時間:約10時間27分(休憩・昼食含む)
2)歩行距離:約17.4Km(eTrex30より)
3)累積プラス高度:約1620m(eTrex30より)
4)その他:単独
5)ルートマップ参照

赤岳を見上げながら行者小屋へ昨年の赤岳(7月)と同様にやまのこ村駐車場に着けます。まだ早朝3時過ぎですが今日は日曜日で山小屋・テント泊が多いのか、、駐車場は9割以上埋まっています。 一息ついて4時過ぎより歩行を開始南沢にて行者小屋に向かいます。早々にホテイラン自生地にさしかかりますが早朝で暗く慣れないフラッシュ撮影となりました( ピンボで残念)。そして 苔むした樹林帯の南沢ルートを2時間ほど歩くと 赤岳を見上げながら行者小屋に到着です。今日は冷え込んでおり小屋の ベンチは霜が降りています。一息入れたら文三郎尾根より赤岳にとりつきます。

森林限界に達すると背後に北アルプスが現れた 阿弥陀岳分岐を右に見送り登って行くと 急階段となり背後の展望が開けます。振り向くと 霧ヶ峰と美ヶ原の先に北アルプスの山々が広がり期待が広がります。でも今日は体調が悪いのでしょうか?行者小屋から息切れが激しくなり、展望しながら呼吸を整えての登攀です。そして文三郎尾根を登って 分岐まで到達・・・ここまで登ると視界が一気に開けてアルプスのパノラマ展望です。ウインドブレーカーを着こんで寒風から身を守って呼吸を整えながらゆっくり景色を楽しみます。
南アルプス山名付
中央アルプスと御嶽山中央アルプス山名
北アルプス山名付)。
そして キレット分岐へ進んで下山者と後続に先を譲りながら暫し展望したら竜頭峰分岐への岩場にとり付きます。分岐直下まで登ってくるとかなりの勾配ですが、お父さんと一緒に下りる リトルハイカーは元気に下って行きます。私はこの親子が下って行くのを待って一気に分岐まで登り、奥秩父側の展望を眺めたら、鉄階段を二つ登って赤岳山頂の山標を仰ぎました。

赤岳山頂に立ち大展望を楽しむ登山者狭い 赤岳山頂(南峰)は15人程の登山者で賑やかです。立山・白馬辺りは霞んで来ましたが、この時期としては素晴らしい展望・・・至福のひと時です。
富士山~南アルプス~中央アルプス
奥秩父~丹沢~富士山奥武蔵・奥秩父・丹沢の山名
八ヶ岳連峰・浅間山方面
乗鞍岳~常念岳

赤岳山頂より横岳・硫黄岳そして北八ヶ岳を展望赤岳頂上山荘の建つ北峰に移動して、これから縦走する 横岳・硫黄岳や更に連なる八ヶ岳連峰を眺めたら赤岳天望荘への急斜面を下ります。 ハイカーが沢山登ってくるので、すれ違いや 頭上からの落石に注意しながらゆっくり下ります。展望荘まで下ったらベンチに座り 登頂を果たした赤岳等を眺めながら十分な水分と昼食をとります。

赤岳天望荘よりこれから縦走する横岳・硫黄岳方面を展望今日は睡眠不足の影響からか息切れが多く足が上がりませんが展望荘のベンチで休んだので少しだけ回復したようですね。 巨大な岩の様な横岳とその背後に優しく聳える硫黄岳に向かって歩き始めます。 地蔵の頭を越えて進んでいくと 横岳への岩場が迫ります。。迫力がありますね。下山者や後続に道を譲りながら息を整えたり展望し、 ルンゼの一枚岩まで登って来ました。この一枚岩を越えて日ノ岳、鉾岳を縫うように鎖場等を進みますが、この辺りは高山植物( イワウメツクモグサオヤマノエンドウ)が多く楽しいです。そして 石標の置かれた石尊峰に至ると三叉峰や横岳・奥ノ院のピークが現れます。

横岳手前より赤岳を振返るハイカーで賑わう三叉峰を越えて緩やかに登り返します。 背後の赤岳が少し遠くになりましたネ。。そして 梯子の掛かった斜面を越えて横岳・奥ノ院到達で、、既に11時を過ぎており 山頂は休憩や昼食の登山者で賑わってます。山頂から北側を眺めると 硫黄岳に至る優しい稜線が印象的です・・・でも優しい稜線に到達するには梯子や鎖をつたって行く難所を越える必要があります。ここを越えて コマクサの保護地を通って緩やかに下れば 硫黄岳山荘です。

硫黄岳へ辿りつき振返る山荘からは緩やかな斜面を ケルンに導かれながら登り硫黄岳に至ります。振返ると 赤岳・横岳や南アルプスの絶景が広がっています。そして北側には 天狗岳や蓼科山硫黄岳の火口もダイナミックです。何とも満足感あふれる光景ですね。 そして、、、満足感に浸ったら下山です。南八ヶ岳の主脈を眺めながら 赤岩の頭へ歩き、ここより樹林帯を1時間下って 赤岳鉱泉です。一息入れたら シロバナヘビイチゴキバナノコマノツメ等を眺めながら 美しい北沢を下って美濃戸へ向かいました。 今回の山行で出会ったお花をまとめました。以下の画像をクリック下さい。なお、ホテイランやハクサンイチゲにも出会いましたが傷んだりピンボでしたので割愛します。

撮影した写真のアルバム
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