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四阿山より根子岳と遥か北アルプスを展望
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白山...高山植物の宝庫_2014.07.22


白山・室堂に咲くクロユリ荒島岳下山後、立ち寄り温泉で汗を流し夕食をとり翌日の準備を整えたら、白山登山の起点である市ノ瀬VCに移動して車中泊。早朝3時に起きて白山登山口である別当出合の登山口に向かいました(2014.07.22)。

ルートと実績 別当出合駐車場(4:54)⇒別当出合登山口(5:04)⇒中飯場(5:45-47)⇒甚之助避難小屋(6:57-7:08)⇒南竜分岐(7:28)⇒黒ボコ岩(8:19)⇒弥陀ヶ原⇒室堂センター(8:46)⇒御前峰(9:47-10:25)⇒紺屋ヶ池・翠ヶ池・千蛇ヶ池雪渓⇒室堂平散策⇒室堂センター(12:46)⇒弥陀ヶ原⇒黒ボコ岩(13:07)⇒観光新道⇒殿ヶ谷池避難小屋跡(14:00)⇒別当坂分岐(14:54)⇒別当出合登山口(15:44)⇒別当出合駐車場(15:53)
1)歩行時間:約10時間58分(休憩・昼食含む)
2)歩行距離:約16.8Km(eTrex30より)
3)累積プラス高度:約1700m(eTrex30より)
4)その他:単独、百名山は51座目
5)ルートマップ参照

別当出合登山口・・・鳥居の先で砂防新道と観光新道に分岐別当出合の 駐車場は200台程停まれる大きなものです。ここから別当出合登山口へは10分程登った所にあり、トイレと登山センター(休憩所)も完備されてます。 登山口には鳥居があり、これを潜ると砂防新道(右)と観光新道(左)の分岐です。登りは砂防新道を利用するので右の 立派な吊り橋を進みます。直ぐに登り専用の短いジグザグの急な勾配にさしかかりますが、これを越えると程なくベンチとトイレの置かれた「 中飯場」。休まずに越えて行きます。 今日は晴れる予報でしたが周囲は靄っており、展望は利かないので右に見える甚之助谷に施された大規模な砂防堤を眺めながらの淡々とした登りになります。でも足元にはヤマハハコ、 センジュカンビ、ヨツバヒヨドリ等が咲き、目を楽しませてくれます。

甚之助避難小屋着中飯場より70分程で 甚之助避難小屋着。避難小屋のベンチには沢山のハイカーが休憩や朝食?を食べて寛いでます。私も一息入れ先に進みます。この辺りから高山植物が一気に増えて楽しい歩きです。ミヤマキンポウゲ、デガタチドリ、 ヨツバシオガマオタカラコウ、イワカガミ、ハクサンフウロ・・・そして リュウキンカが咲いているのにはチョット驚きました。立ち止まってばかりで脚がなかなか前に進みませんが、ようやく 黒ボコ岩を越えて 弥陀ヶ原に入りました。 ここからは視界が良ければ雄大な白山が拝めるのでしょうが、今日はガスって一寸先の木道しか見えません・・・残念ですね。イワカガミ、ミヤマキンバイ、チングルマ等のお花を眺めながら木道を歩き緩やかな岩場の道を登って室堂平に向かいました。

室堂センター・・・背後の白山はガスって見えません岩場を登り切ると 室堂センターです。センター背後に回って緩やかな室堂平を登り白山最高峰の御前峰を目指します。ここは更にお花が多く・・・ クルマユリクロユリ、ハクサンコウザクラ、イワキキョウ、イワツメクサが特に目を引きます。

御前峰・・・ガスって視界は開けませんそして室堂センターから1時間も要して、 白山神社奥の院の置かれた御前峰に到達です。今日は晴れの予報でしたが南からの湿った空気が流れ込んでいるようで、、大展望はおろか剣ヶ峰や大汝峰も展望できません。諦めきれず昼食をとりながら40分程粘りましたが、一瞬ガスが切れて剣ヶ峰を確認するのがやっとです。諦めて・・・山頂を下ってお池を巡ることにします。

ガスが一瞬切れて剣ヶ峰と紺屋ヶ池・翠ヶ池が現れた 山頂を下って紺屋ヶ池に向かうと ガスが切れて雄大な剣ヶ峰が現れました。池周辺には雪渓が残り高山植物が大変豊富です。 ハクサンコザクラアオノツガザクラコイワカガミ、イワウメ、チングルマ・・・等など楽しみながら、時折ガスが切れて現れる 御前峰大汝峰を見上げゆっくり下って室堂平に戻ります。そして最後にお花畑を散策して、 クロユリ、ハクサンコウザクラ、バイカオウレン等を鑑賞、室堂センターをあとに弥陀ヶ原に下って黒ボコ岩に向かいました。

観光新道・・・馬の背のお花畑を下る黒ボコ岩からは観光新道を利用して下山します。ここの道はお花がとても豊富です。特に殿ヶ谷池避難小屋跡に下る手前の 馬の背と呼ばれる急な下りには シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、 ニッコウキスゲハクサンフウロミヤマクワガタ、イブキトラノオ、 デガタチドリタカネナデシコ・・・他多数のお花が咲きます。そして、出逢えるかな・・・と思っていた ササユリは殿ヶ谷池避難小屋跡を下った辺りに10株程度咲いていました。でも少し遅かったようですべて傷んでいました。 この観光新道は、お花が豊富で眺めも良さそうです。しかしながら、、、別当坂分岐から別当出合に下る辺りは滑りやすい岩の急勾配ですので要注意です。

天気予報は晴れでしたので展望を大いに期待して白山を目指しましたが、ガスってしまい叶わず残念です。でもお花は思った通りで正に高山植物の宝庫でした。往復900Km以上も走らねばなりませんが、必ずや再度訪れたい名山でありました。
今回出会ったお花は下記アルバムよりご覧ください。

撮影した写真のアルバム
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