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四阿山より根子岳と遥か北アルプスを展望
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燧ヶ岳...好展望と静かな湿原_2014.08.05


三平下より仰ぐ燧ヶ岳今週は長野辺りを考えていましたが、前日夕方の天気予報を見ると南シナ海を北上する台風の影響を受けて不安定の見通しです。関東北部辺りなら影響は少ない様なので、秋に歩く予定の尾瀬沼・燧ヶ岳を歩くことに急遽変更です(2014.08.05)。

ルートと実績 大清水(4:20)・・・低公害車乗車・・・一ノ瀬休憩所(4:30) 一ノ瀬休憩所(4:36)⇒三平峠(5:25)⇒三平下(5:40)⇒尾瀬沼VC(5:57)⇒長英新道口(6:14)⇒ミノブチ岳(8:01-06)⇒俎嵓(8:36-39)⇒柴安嵓(8:58-9:13)⇒俎嵓(9:33-39)⇒熊沢田代(10:38)⇒広沢田代(11:20)⇒御池(12:02)・・・シャトルバス待ち・乗車・・・沼山峠(12:53)⇒大江湿原⇒尾瀬沼VC(13:55)⇒三平下(14:15)⇒三平峠(14:28)⇒一ノ瀬休憩所(15:04-08)⇒大清水(15:43)
1)歩行時間:約10時間16分(休憩・昼食含む、バス待ちと乗車時間は含まず)
2)歩行距離:約26.5Km(eTrex30より)
3)累積プラス高度:約1450m(eTrex30より)
4)その他:単独
5)ルートマップ参照

低公害車に乗車@大清水早朝1時半に大清水に着けて2時間程仮眠をとり出発の準備です。 ゲートの手前に2台のハイブリッド車が停まっており、近づいてみると試験運行中の低公害車両です。4時20分の始発便に乗れそうなので20分程待って乗車・・・あっという間に一ノ瀬に到着です。今は無料ですし10分少々で一ノ瀬に行っちゃうので、とってもお得です。 岩清水から 三平峠を越えて1時間ほどで三平下着、尾瀬沼畔下りて 燧ヶ岳を展望します。静かな尾瀬沼に映る燧が良いですね。空はまだ曇っていますが、もう少しで晴れてくるでしょう。

三本カラマツと尾瀬沼@大江湿原三平下から沼畔を東に オタカラコウを眺めながら歩き尾瀬VCを越えて湿原に向かいます。大江湿原入口付近の分岐は北を選んで長英新道に向かいますが、誰もいない大江湿原を少しだけ歩きます。今の時期はお花は少なめですね。 コオニユリやコバギボウシ等を鑑賞しながら、 尾瀬沼と三本カラマツが眺められるポイントまで進んだら引き返します。

樹林帯登攀終盤・・・白根山と尾瀬沼が現れる大江湿原入口から沼畔を沼尻に向かい 長英新道を選んで燧ヶ岳を目指します。シラビソ樹林帯の道は中々高度を稼がない緩慢な泥濘の多いルートですが、後半は一気に勾配を増し 尾瀬沼の展望も開けてきます。ドキドキするような展望を目前に辛い階段を三つ越えてミノブチ岳に達します。 右には 雲ひとつない真っ青な空に俎嵓が聳え、南側に進むと 尾瀬沼と日光方面の山々の絶景が広がります。今の時期にこんなにコントラストの高い澄み切った展望に出逢えるとは思いませんでした( ミノブチ岳より眺める南側の山々/ こちらは山名付き、そして 東側の会津駒ケ岳方面/ 山名付き、何と! 富士山も展望できました。)。

360度の絶景を眺める登山者@俎嵓山頂ミノブチ岳をあとに、俎嵓に向かいます。標高にして200m弱の急な勾配ですが、高度を稼ぐに従い変っていく風景( 柴安嵓がお出ましミノブチ岳と尾瀬沼尾瀬ヶ原と至仏山)を堪能しながら俎嵓登頂です。団体さんが柴安嵓に移動したようで、つかの間の 静かな山頂にはご夫妻登山者のみ、、山頂に立って唸りながら景色を眺める私はちょっとお邪魔だったかも。。。(唸った景色: 平ヶ岳~会津駒ケ岳の展望、こちらは 山名付き)。

尾瀬ヶ原と連なる山々の絶景を展望する登山者@柴安嵓山頂俎嵓を西に下りて最高峰の柴安嵓へ登り返します。山頂に立つと西側の視界が一気に開けて尾瀬ヶ原と至仏山そして上越の山々の展望が広がります。 皆さん岩に座ってこの絶景を楽しんでいますね。私も山頂の岩の上に立って 至仏山~越後三山の展望し(こちら 山名付き)、西端まで移動して 何度も歩いた尾瀬ヶ原をゆっくり眺めました。

キンコウカ咲く熊沢田代俎嵓に戻り岩に座って水分補給していると、頭上に雲が湧いて日光の山々を遮り始めました。それでは御池に向けて下山開始としましょ・・・まずは 眼下に見える熊沢田代に向かって急降下です。 下りにくいガレ場を越えると雪渓が融けたばかりなのか サンカヨウが元気に咲いていました。更に急降下すると ワタスゲが残る木道の斜面に飛び出し、ゆっくり歩いて行くと キンコウカ咲く熊沢田代が見えてきました。何とも美しい絵に描いたような光景ですね。 池塘のベンチまで近づいて行くとハイカーの皆さんが「 池塘の先に連なる山々は何だろう?」と言ってましたので、「鯨みたいのが平ヶ岳でその右に越後三山の中ノ岳と駒ケ岳かな?」と言って2,3言葉を交わしたら、緩やかに熊沢田代を越えて行きます。 振返ると夏空の燧ヶ岳が綺麗でした

広沢田代・・・青空と夏の雲熊沢田代を越えると再び急勾配を下ります。 眼下には広沢田代が見えますが、段差があって湿っているのでちょっと厄介ですね・・・慎重に下って広沢田代に至ります。 キンコウカや コバギボウシが咲き始め、足元を良く見ると モウゼンゴケも元気で 何と花まで咲いています!山並の高層湿原の頭上に広がる青空に雲がモクモク湧いて・・・夏の思い出・・・ここも良い風景です。

御池着・・・シャトルバスで沼山峠へ広沢田代を越えて御池まであと一息ですが、その前に 滑りやすい岩道を急降下です。注意深く下っているのにアブや蜂もブンブン纏わりついて、いささか参ってしまいました。何とか 御池に辿りつきベンチに座って30分弱・・・シャトルバスに乗って 沼山峠へ移動しました。

マルバダケブキ咲く大江湿原沼山峠から少し登り返して下って行くと 大江湿原です。今年はワタスゲが豊作だったようで、道際にはまだワタスゲが目立ちます。 ニッコウキスゲ・シーズンが終わった湿原は夏後半のお花を待っているようで花種は少なく、なんとなく登山者も少なく静かですね。 ヤナギランの丘に立ち寄ったら、 マルバダケブキツリガネニンジン等を鑑賞しながら、 湿原をゆっくり歩いて尾瀬沼VC方面に向かいました。

三平峠を越えて一ノ瀬へ。。ゴールの大清水はもう少し尾瀬沼VCを見送って三平下へ向かいます。途中、沼畔より 燧ヶ岳を展望して下山開始です。足早に三平峠を越えて岩清水を経て 一ノ瀬休憩所に着きました。少し前に低公害車が出発したようで、乗車待ちの人は少ないので次の便に乗車できそうです。 でも蒸し暑いテントの中でアブを払いながら30分待つのは、いささか辛いですね。乗車はせずに更にピッチを上げて35分・・・大清水まで辿りつきました。 今回出逢ったお花は下記アルバムよりご覧ください。 お花は少なく感じましたが、花種はそれほど少なくはなかったですね。

撮影した写真のアルバム
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