横手の休日2・・・トップへジャンプ
秋去り行く尾瀬ヶ原
 前山行    次山行    一覧    HOME

杁差岳...足ノ松尾根より_2021.10.14


杁差岳と避難小屋
初めての飯豊山域・・・紅葉の杁差岳を歩く(2021.10.14)。

ルートと実績 奥胎内ヒュッテ(5:26)⇒足ノ松尾根コース登山口(6:05)⇒姫子ノ峰(6:51)⇒滝見場⇒英三ノ峰(7:31)⇒ヒドノ峰(7:53)⇒水場分岐イチジ峰(8:21)⇒西ノ峰(8:57)⇒大石山の分岐(9:02)⇒鉾立峰(9:44-48)⇒杁差小屋(10:14)⇒杁差岳(10:17-34)⇒杁差小屋(10:38)⇒鉾立峰(11:05)⇒大石山の分岐(11:42)⇒大石山(11:52)⇒頼母木小屋手前でUターン⇒大石山(12:15)⇒大石山の分岐(12:25)⇒西ノ峰(12:29-34)⇒イチジ峰(13:00)⇒水場分岐⇒ヒドノ峰(13:23)⇒英三ノ峰(13:44)⇒滝見場⇒姫子ノ峰(14:22)⇒足ノ松尾根コース登山口(14:58-59)⇒奥胎内ヒュッテ(15:35)
1)歩行時間:10時間09分(休憩/軽食含む)
2)歩行距離:約21.3Km(沿面)
3)累積高度:約2280m(iPhone8より)
4)カメラ:α7R4,α7R3
5)レンズ:TAMRON24mmF2.8,TAMRON70-180mmF2.8
6)その他:単独
7)ルートマップを参照

杁差岳(えぶりさしだけ)は飯豊山域北端に聳える二百名山。山頂付近はハクサンイチゲやニッコウキスゲが群生して綺麗とのこと。本来はお花の時期が良いだろうが紅葉も綺麗だとのこと、本山行を決定した。

前日の午後、新発田に向けて車を走らせる。途中、車中で睡眠を十分にとって日の出前に胎内ヒュッテに着ける。ハイシーズンであればヒュッテから登山口まで乗り合いタクシーがあるようだが今シーズンは既に終了、3Km程の林道歩きが必要となる。
足ノ松尾根は根っこの多い急斜面と緩斜面が階段のように何度も繰り返し、両側が切れ落ちた瘦せた箇所が多い。個人的には先日登った土合橋駐車場から白毛門のルートよりも厄介に感じた。
尾根を標高差で1100m程登ると主稜線上の大石山の分岐に着く。ここから杁差岳へ往復となるが途中の鉾立峰を越えなければならないので往復すると累積獲得高度は500m以上もある。紅葉の方は前日の雨でミネカエデの落葉が進んだようだが十分に綺麗であった。天気の方は前日の雨の影響かガスが上がって曇りがちだったが吹き払われるタイミングもあり、何とか楽しむことができた。

根っこが濡れていて滑りやすい
序盤の足ノ松尾根を行く(写真上)。昨日の雨で濡れた根っこは滑りやすい。バランスを崩さぬように腕も使いながら省エネで登らないと後半がきつそうだ。両脇が切れ落ちた痩せた尾根だが灌木が茂るので高度感はすくない。
大石山が遠いなあ・・・
登山口より1時間40分程登ると一旦、灌木帯となり大石山が高々と見えた(写真上)。標高はまだ1000mにも達しておらず、大石山までの標高差は600mもある。。。あと1時間20分ほど頑張って主稜線に取付いた。
鉾立峰への登り返し
大石山手前まで登ると周囲はガスに包まれてしまった。ガックリしながら杁差岳へ向けて標高を落とし始めると、ガスが見る間に吹き払われて鉾立峰の紅葉の斜面が現れる(写真上)。思わず歓喜の声を上げてしまう。目を凝らすと・・・奥には杁差岳と避難小屋が見えますね。
ミネカエデと二王子岳
鉾立峰への登り返し序盤、、、左手のミネカエデの背後には二王子岳(写真上)。
鉾立峰直下より振り返る・・・一番奥に地神山
鉾立峰直下で振り返ると大石山・頼母木山・地神山の峰々(写真上)。逆光で引き締まった綺麗な山容と流れるガスが何とも綺麗です。こっちまで登っておいで、、と手招きしているようですね。
目指す杁差岳@鉾立峰
鉾立峰から眺める杁差岳と避難小屋(写真上)。何とも綺麗ですね。この時は、ワクワクと歩いたんですけど・・・
残念・・・ガスで殆ど展望無し@杁差岳
登山口から4時間10分程で杁差岳山頂に辿り着く(写真上)。残念なことに山頂手前から再びガスに覆われ山頂からの展望は無し。飯豊山や北股岳を仰げず残念!なお、避難小屋周辺にはハクサンイチゲマツムシソウが咲き残っていた。次回は是非ともお花の時期に登りたいですね。
頼母木小屋方面へ少しだけ稜線を進む
杁差岳から1時間10分を要して大石山の分岐へ戻る。杁差岳を振り返るとガスは吹き払われてる・・・長居すれば良かったかも。
時刻は正午前なので頼母木山側の稜線も少し歩きたくなった(写真上)。あわよくば頼母木小屋までと思ったが小屋への斜面手前でUターン、、機会があれば、その先の山々へも歩きたいと思いました。
大石山の斜面の紅葉が見頃
12時25分、足ノ松尾根で下山開始。西日が当たり大石山の山腹の紅葉が一段と綺麗(写真上)。何度も振り返ってしまう。正面の足元には、これから下る尾根が紅葉して綺麗です。
足元注意@足ノ松尾根
標高1000mを切った辺り、、痩せた尾根上の根っこを乗り越えるように進む(写真上)。岩を乗り越えて進む箇所のあり、集中力を切らさないように下った。

総時間10時間09分。頼母木小屋手前までの歩きを除けば9時間半程度。。気温と湿度の高い夏なら花の写真を200枚以上撮影するから体力の消耗は今回の比ではないだろう。でも、お花の時期に再訪したいものだ。それにしても、飯豊山域の主稜線は遠く、取付いても主峰クラスの山々は仰ぐことすら許されなかった・・・奥が深いですね。

撮影した写真のアルバム
トップへ移動
類似地域の山行