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セツブンソウ@秩父・堂上
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蛭ヶ岳...釜立林道ゲートより往復_2017.04.25


富士と檜洞丸 蛭ヶ岳の残雪も無くなったようだ。最短ルートと言われている釜立林道のゲートから山頂を目指すことにしよう(2017.04.25)。

ルートと実績 黍殻山登山口【釜立林道第2ゲート】(06:16)⇒八丁坂ノ頭への分岐(6:30)⇒八丁坂ノ頭・縦走路出合(7:59)⇒姫次・展望台(8:17-25)⇒地蔵平(8:47)⇒蛭ヶ岳(9:49-10:48)⇒地蔵平(11:41)⇒姫次・展望台(12:06)⇒袖平山(12:22)⇒姫次(12:37)⇒八丁坂ノ頭・縦走路出合(12:52)⇒八丁坂ノ頭への分岐(13:51)⇒黍殻山登山口(14:00)
1)歩行時間:7時間44分(休憩含む)
2)歩行距離:約19.3Km(AMBIT3 PEAKより)
3)累積プラス高度:約1710m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:K-1+DFA24-70mmF2.8、KP+DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM
5)その他:単独
6)ルートマップ参照

蛭ヶ岳へは過去2度登頂しており、ルートはいずれも塩水橋から。もう少し短いルートはあるまいかと思い調べてみると東野側の釜立林道第2ゲートからのコースが短いようだ。今回はこれで行こう。
林道は途中に未舗装があるが長くはなく数分程度であった。ただ林道へ入るまでが少し分かり難く、私は西隣の高瀬野キャンプ場近くまで行ってしまった。googleMAPで「黍殻山登山口駐車場」と検索できるので事前確認して進むと良いだろ。また林道は道幅狭い区間があり対向車があると厄介。そして一番のリスクは駐車スペースが少ないこと。。第2ゲート手前右側に5台程、その100m程手前に5台程のみ。週末はすぐに満車になりそうだ。

釜立林道の2個目のゲート・・・右手に5台程の駐車スペース作業用モノレールに沿って急な勾配を登る 林道を第2ゲート(写真左上)まで走り、右に曲がると直ぐに駐車スペースがある。既に3台駐車しており、私が車を停めると車長の短い軽が停まれるぐらいのスペースが1台残ったのみだった。早々に支度して6時16分にゲートから歩き始める。
舗装された林道を15分程進むと 右手に八丁坂ノ頭分岐への山道が始まる。林道を更に進んでも良いようだが、今回は山道を選び、丹沢主脈に向かって標高差750m程を黙々と登っていく。展望は終始乏しいが中盤以降は作業用のモノレールが並走する(写真右上)。モノレールに乗れたらどれだけ楽だろう等など思いながら唯々我慢である。

心地よい・・・丹沢主脈縦走路 ゲートより歩くこと1時間45分程で八丁坂ノ頭を越えて 丹沢主脈縦走路に出合う(八丁坂ノ頭分岐)。縦走路は丹沢らしい楽しい道(写真上)・・・展望も良く左手には 宮ケ瀬湖やや丹沢山・三峰が展望できる。

東海自然歩道最高点と大ブナ 緩やかに進むと東海自然歩道最高標高地点1433mの標柱。大きなブナが茂りベンチも置かれている(写真上)。

姫次展望台着・・・正面に檜洞丸最高地点を越えると南側に大きく開けた姫次展望台に着く。目の前に檜洞丸が聳える。富士山はその右側に大きく聳えるはずだか雲の中だ。展望台から袖平山側へ100m程進むと更に視界が開けて 蛭ヶ岳~檜洞丸が良く見える。。

美しい原生林を行く 姫次を後に標高を100m程落とし緩やかなアップダウンで 原小屋平地蔵平を越えて進む。ブナなどの原生林が美しく目を奪われる(写真上)・・・( 写真1写真2

木段を登っていくと展望が開け出す 樹林帯はやがて木段が主体となり蛭ヶ岳への大きな登り返しが始まる。ただ木段は段差が小さく脚にやさしく、後半は視界が一気に開けるので展望を楽しみながら登れる。

丹沢最高峰・・・蛭ヶ岳の山頂 林道のゲートより3時間半ほどで蛭ヶ岳山頂に辿り着く(写真上)。姫次では雲に隠れていた富士山も雲が払われて見え隠れし始めた。嬉しい限り!

左より同角ノ頭、檜洞丸、熊笹ノ峰、大室山 西側には同角ノ頭、檜洞丸、熊笹ノ峰、大室山等の丹沢の山々が連なる(写真上)。

丹沢山から蛭ヶ岳への稜線と丹沢三峰を経て宮ケ瀬湖に連なる稜線 東側の稜線は鬼ヶ岩ノ頭・不動ノ峰を経て丹沢山へ連なり、丹沢山からは丹沢三峰を経て宮ケ瀬湖へも別の稜線が連なる(写真上)。

熊木沢と臼ヶ岳 南側には熊木沢、、その右側の山頂付近が崩落した臼ヶ岳が印象的(写真上)。

越えてきた姫次方面 北側には越えてきた姫次と焼山への主稜線が連なる(写真上)。その背後には本来、奥多摩や奥秩父の山々が展望できるはずだが・・・

日差しに輝くキクサキイチゲ@原小屋平付近 今日の蛭ヶ岳は暖かい。薄手のウインドブレイカーを羽織れば十分で心地よい風が吹く。遠望は叶わないが時間とともに少しずつ視界も良くなり、山頂に1時間程居座ると 南アルプスも微かに見え始めた
さて、登って来たルートを戻り下山の途に着きます。山頂に居合わせた登山者にイチゲが数輪咲き始めたと聞き、ゆっくりお花を探しながら歩きます。地蔵平や原小屋平付近に紫色(写真上)や 白いキクサキイチゲがが咲き始めている。

袖平山直下展望台からの景色・・・蛭ヶ岳~檜洞丸・熊笹ノ峰姫次まで登り返す。時刻はまだ12時なので袖平山まで往復する。 山頂からは 大室山が見えるだけであったが、その 手前の展望台からは 蛭ヶ岳~檜洞丸辺りが一望でできる。

姫次へ戻り、朝登ってきた道を再び黙々と下り14時に釜立林道第2ゲートへ下山。途中、花は少なく、標高800m以下でヒトリシズガとスミレ類が咲き、ミツバツツジも登山道の遠くで見かけたが、総じて僅かであった。 今回のルートは塩水橋からのルートに比べて約1時間(往路の場合)短いようだ。今後、何度も利用したいルートだ。
そして・・・やはり蛭ヶ岳山頂からの展望はとても良い。今回は遠望叶わなかったが次回は晩秋に登って箱根、南アルプス、奥秩父、奥多摩、八ヶ岳・・・そして相模湾を展望してみたいものだ。

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