前山行
次山行
一覧
HOME
北アルプス最深部3日間_2日目_2018.07.18
今年も北アルプスを歩く季節を迎えました。
一昨年は、笠ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳、槍ヶ岳、昨年は薬師岳、剱岳の初登頂を果たし、残る北アルプスの百名山は黒部五郎岳となった。ただ、このピークのみではもったいない。山小屋二泊して雲ノ平まで行く計画を立てた。
2日目・・・黒部五郎岳初登頂、黒部源流を越えて雲ノ平へ(2018.07.18)
カールコースで黒部五郎岳を往復後、雲ノ平山荘へ向かっただけなので初日のような距離や累積プラス高度はない。途中に昼食で立ち寄る三俣山荘へは、巻道を利用した(数日前に滑落事故があったが、その後ステップが整備され、問題なかった)。通行時は三俣山荘や黒部五郎小舎で確認した方が良い。
この日は、何と言っても黒部五郎岳、、、カールは広大な花咲く水豊かな庭園の如く。稜線に登り始めれば槍穂高が見え始め、360度の大展望に立つ。特に薬師岳へ連なるたおやかな稜線が心打ちました。もう一度、ここに立てる機会があったなら、太郎平小屋へ下りたい。
下山後は巻道を歩いて三俣山荘に立ち寄り、食堂で槍を眺めながら昼食。花を鑑賞しながら下って黒部源流で渡渉すると標高は2400mまで落ちていた。ここから祖父岳を南に巻くように標高で300m程の登り返します。前日の脚の疲労が残っているようで辛かったが槍が見えてきたので元気をもらいました。
祖父岳分岐手前で薬師岳を背後に雲ノ平山荘が見えてきた。道は大きく右側に迂回するように造られていて、なかなか近づかない。雲ノ平は遠い所だ。 雲ノ平にはアルプス庭園とか、スイス庭園とか、アラスカ庭園とか、、地図に記載されている。だが、この日は全く疲れ果てて、翌日のスイス庭園のみだった。アルプス庭園(祖母岳)を外したのは特に残念だった。
終盤、お花は殆ど撮らなかったが(疲れてカメラが持てない)、コバイケイソウ、チングルマ、ハクサンイチゲがすごかった。
雲ノ平山荘は自然と調和のとれた優雅な外装ですね。でもここは飲料水が有料(50円/500ml)。20分手前のキャンプ場水場で調達してほしいとのこと。 山荘は思った以上に混んでいて、夕食は2回目だった。布団はロフト室の奥の方でスペース的に余裕があったが移動時に何度も頭をぶつけた・・・居心地は悪かった。繁忙期はチョット大変そうだ。
ルートと実績
黒部五郎小舎(4:59)⇒黒部五郎岳(6:56-7:10)⇒黒部五郎小舎(8:58-9:21)⇒三俣蓮華岳巻道分岐(10:37-41)⇒三俣山荘(11:52-12:25)⇒黒部源流・渡渉点(13:08)⇒祖父岳分岐(14:39-40)⇒キャンプ場分岐(15:18)⇒雲ノ平山荘(15:35)
1)歩行時間:10時間36分(休憩含む)
2)歩行距離:約16.5Km(AMBIT3 PEAKより、沿面)
3)累積高度:約+1375m/-1170m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:α7R3+FE24-105mmF4、KP+DA55-300mm F4.5-6.3 ED PLM
5)その他:単独 、百名山は66座目(黒部五郎岳)
6)ルートマップ参照
黒部五郎岳往復(カールコース)
4時半に朝食を摂り5時出発。ルートは稜線もあるが迷わずカールルートを往復する。緩やかに1時間弱登り黒部五郎カールを進む(写真上3枚)。
山頂右側の稜線を登っていくと、背後に槍穂高連峰が見えてきた(写真上)。
肩を越えて直下の雪渓越しに槍穂高(写真上)。
2時間弱にて黒部五郎岳登頂を果たし、暫し展望する(写真上3枚)。
*
槍ヶ岳~御嶽山の山名付き
*
薬師岳~鷲羽岳の山名付き
山頂からカールをのぞき込む(写真上)。
帰路はお花を鑑賞しながらユックリ下る(写真上2枚)。何とも花が綺麗なこと!
お花いっぱい(写真上8枚)。
雷岩だろうか。。岩が裂けている(写真上)。
更にさらに(写真上5枚)。
黒部五郎小舎が見えてきた(写真上)。
小屋のベンチに座り、コバイケイソウと笠ヶ岳を眺めながら一息(写真上)。素晴らしい4時間だった。
三俣蓮華岳巻道にて三俣山荘へ
ゴロ石の急勾配を登り切ると真下に小屋が見えた(写真上)。さらば・・・
立山連峰と雲の平(写真上)。雲ノ平山荘への距離は近いのですが・・・
三俣蓮華岳は雪渓を横断して巻きます(写真上)。
雪渓をトラバース(写真左上)。すれちがった登山者がステップを登る(写真右上)。
巻道から最深部(写真上)。
三俣山荘が見えてきた(写真上、、写真をクリックするとパノラマが開きます)。
雪渓から三俣蓮華岳を見上げる(写真上)。
三俣山荘に辿り着き、食堂へオムライスを注文(写真上2枚)。
黒部源流、雲ノ平へ
三俣山荘を発ち、黒部源流に下る。ここも沢山のお花が咲き誇る(写真上7枚)。
黒部源流碑を通過して源流の沢を渡渉する(写真上2枚)。
源流を渡渉すると、祖父岳南側の急斜面をジグザグに登っていく。ここが辛く何度も立ち止まる。槍や三俣山荘を何度も振り返る(写真上)。
第一雪田辺りまで登り、振り返る・・・三俣蓮華岳と槍ヶ岳(写真上)。
水晶岳を眺めながら快適な木道(写真上)。
雲ノ平山荘は見えているが、なかなか近づかない(写真上)。
コバイケイソウと水晶岳(写真上)。
木道際に咲くチングルマと雲ノ平山荘(写真上)。
やっと着きました(写真上)。遠かったなあ。
山荘のテラスから暮れ行く光景を眺めました(写真上2枚)
■
撮影した写真のアルバム
■
トップへ移動
■
類似地域の山行