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カタクリ@坂戸山
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熊倉山から酉谷山往復_2023.04.19


展望の良いシラカケ岩
アカヤシオを求めて熊倉山から酉谷山への未踏ルートを往復(2023.04.19)。

ルートと実績 城山コース登山口(6:20)⇒日野コース分岐熊倉山(8:17-18)⇒蝉笹山(8:40)⇒シラカケ岩(8:47-51)⇒檜岳(9:14-17)⇒1452mピーク点(9:39)⇒小黒(10:20)⇒酉谷山(10:43-55)⇒小黒(11:17)⇒1452mピーク点(11:48)⇒檜岳(12:12-15)⇒シラカケ岩(12:41-45)⇒蝉笹山(12:54)⇒熊倉山(13:16)⇒笹平(13:40)⇒三ツ又(14:19)⇒日野コース登山口(14:35)⇒城山コース登山口(14:54)
1)歩行時間:8時間34分
2)歩行距離:約16.3Km(沿面)
3)累積高度:約1925m(iphone13)
4)カメラ:α7R4他
5)レンズ:FE PZ16-35mmF4G,TAMRON50-400mmF4.5-6.3
6)その他:単独
7)ルートマップ参照

酉谷山は過去2回登頂、いずれも日原から長沢背稜を周回して登った。また、熊倉山は2021年の4月に初登頂、道の駅あらかわを起点に熊倉山から展望の良いシラカケ岩まで歩いた。今回の目的は、シラカケ岩や檜岳手前に咲くアカヤシオ鑑賞、そして熊倉山~酉谷山の破線区間を踏破することです。やや長いルートたが今回の起点は道の駅よりも標高が300m高いので酉谷山まで歩けるだろう。
アカヤシオは痩せた岩稜帯に思った以上のスケールで咲いていて見頃だったが花弁の密集感は2日前の小持山が勝っていた。また、酉谷山への未踏区間は、かつて魔境の道(遭難者多)とか言われました。でも最近はGPSのアプリが発達したので道迷いの心配は少ないと思いました(随所に赤テープもあり)。但し、熊倉山~檜岳は痩せた岩稜帯があるので要注意です。

標高1100m付近の痩せた岩稜
写真は前半の標高差500mを登り、短い岩稜を通過するところ(写真上)。今日は酉谷山までの長丁場なので、やや抑え気味に登ってきたつもりだったが延々と続く斜面は思った以上に体力を奪うようだ。
急坂のご褒美・・・イワウチワ
岩稜を越えて短い急坂に差し掛かると、ご夫妻らしき二人が頭上を登っていた。「急坂だ!」と声をかけるように呟くと応えてくれた。「今日は誰にも会わないと思った、、、シラカケ岩まで行く」とのこと。道を譲って頂き急坂を越えると、ご褒美か?の様にイワウチワが沢山咲いていた(写真上)。イワウチワが咲いていることを、ご夫妻に告げて足を進めた。
三峯・芋木ノドッケの尾根の背後に和名倉山@シラカケ岩
イワウチワが咲いていた所から更に延々と登り、登山口から2時間程で熊倉山を越えた。穏やかになった山道にはアカヤシオが咲き始め、蝉笹山を越えると程なくシラカケ岩に立った。右側は特に展望が良く、大きく切れ落ちた谷間は三峯から芋木ノドッケへ連なる尾根が立ち上がり、背後には和名倉山や甲武信ヶ岳が聳える(写真上)・・・こちらは山名付き
手前から妙法ヶ岳・三峯山・三宝山・白泰山・御座山・両神山@シラカケ岩
更に視線を右に移すと白泰山、御座山そして両神山(写真上)・・・こちら山名付き
シラカケ岩を見上げる右側から下りて来た
シラカケ岩手前5m辺りに赤いテープで岩からの下降点がマーキングされている。ここから下ると岩を東側から回り込むように下れる(写真上)。
岩の小ピークを越える
シラカケ岩から進むと小さな岩稜のピークを越える(写真上)。背後にはアカヤシオが沢山咲いてる。往路は日陰になっていたので帰路に期待して先を急いだ。
赤テープに導かれて進む道
その先は赤テープに導かれるように檜岳や1452mのピークを穏やかに進む。広い尾根が左に曲がると少々辛い小黒への登りとなる。なお、小黒直下は右に回り込みながら登る。ここが少々分かりにくいと感じた。
バイカオウレン・・・ピンクの雄蕊が可愛らしい
小黒から僅かに下ると酉谷山への斜面となる。頭上に山頂が迫ると苔むした斜面に綺麗なバイカオウレンが咲き始める(写真上)。この花、、綺麗。。白い部分は花弁ではなくてガク片なんですよね。
富士山を仰ぐ@酉谷山
歩き始めて4時間23分にて酉谷山3回目の登頂・・・富士山を仰ぐ(写真上)。ザックをおろして奥多摩の山々等を眺めながら貸し切りの山頂で軽食をとった。

シラカケ岩手前の岩稜帯はアカヤシオが盛り
切れ落ちた岩稜を振り返る
アカヤシオいっぱい
帰路は登ってきた道を外さないように黙々と進む。1452mピーク辺りの樹林は芽吹き前だが、紅葉の時期なら綺麗であろう。檜岳を越えると、お目当ての岩稜帯、、アカヤシオが咲き誇る(写真上)。滑落に注意しながら何度も立ち止って鑑賞した。
アカヤシオ咲き誇る岩稜帯@シラカケ岩
シラカケ岩まで戻り、歩いて来た酉谷山、小黒、檜岳そしてアカヤシオ咲く岩稜の小ピークを眺める(写真上)。
ヤマエンゴサク
熊倉山からは日野コースを選んで下る。城山コースのような急坂はないので歩きやすい。笹平辺りまで下ると道際にはコガネネコノメ、エイザンスミレ、ヤマエンゴサク(写真上)等が咲き始める。
ニリンソウ
三ツ又からは沢道となる。ニリンソウ(写真上)、ミツバコンロンソウ、トウゴクサバノオ等を鑑賞しながら下った。
下った新緑の沢筋を振り返る
何度か渡渉を繰り返し、下って来た沢と新緑を眺める。林道のガードレールが見えてきた。あとは林道を歩いて城山コースの登山口に戻った。

総時間は8時間34分。急坂、大展望、咲き誇るアカヤシオ、未ルート踏破、沢歩きそして野草など。。充実した山歩きだった。

撮影した写真のアルバム
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