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富士山遥拝所@七面山・敬慎院
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30回目の雲取山行...未踏の長沢背稜より_2023.05.02


雲取山の左・・・野陣尾根より富士山が顔を出す
記念すべき?雲取山行30回目(2023.05.02)。

ルートと実績 八丁橋駐車スペース(5:18)⇒天祖山を経て雲取山登山口(5:20)⇒ロボット雨量計大日大神(6:11)⇒唐松平⇒会所(7:27-29)⇒天祖山(7:33)⇒ナギ谷ノ頭(7:42)⇒梯子坂クビレ(7:56)⇒長沢背稜縦走路出合長沢山(8:57-58)⇒桂谷ノ頭(9:26-27)⇒コヤセドノ頭(9:50)⇒芋木ノドッケ(10:17)⇒大ダワ(10:46)⇒雲取山荘(11:09-11)⇒雲取山避難小屋(11:38-12:04)⇒小雲取山(12:17)⇒野陣ノ頭(12:30)⇒権衛ノ頭⇒サワラノ平⇒富田新道入口(14:01)⇒日原林道⇒天祖山を経て雲取山登山口(14:53)⇒八丁橋駐車スペース(14:54)
1)歩行時間:9時間36分
2)歩行距離:約23.2Km(沿面)
3)累積高度:約2130m(iphone13)
4)カメラ:α7R4他
5)レンズ:FE PZ16-35mmF4G,TAMRON50-400mmF4.5-6.3
6)その他:単独
7)ルートマップ参照

雲取山初登頂は2011年5月、先輩に連れられて三峯から目指した。それ以降、毎年欠かさず登り、今回で30回目の雲取山行となった。今回は記念すべき山行なので?、長沢背稜踏破を狙って天祖山から未踏の長沢山や芋木ノドッケ(芋ノ木ドッケ)を越えて雲取山を目指し、富田新道で下山する。
今日は冷たい風が強かったが、天気視界は終日良好、お花は少なかったものの、山中で初めて出逢ったヤマシャクヤクには興奮。。。とても満足な山行となった。

標高1350m付近・・・若葉
八丁橋の駐車スペース手前は結構なダート、水溜りもあってノロノロ運転です。早朝の5時前に着けましたがGW中なので既に3台駐車、私が停めると残りは2台程度。
天祖山への登山口は最初から急坂、、九十九折の急斜面を登りロープ付きの切れ落ちたトラバースもある(要注意)。これらを越えれば天祖山尾根の末端まで登り上げて斜面は落ち着き、辺りは深い新緑に包まれる。ここから更に40分、大日大神からの急坂を登れば標高は1300mを越えて、芽吹き始まる美林帯を進むようになる(写真上)。
会所より仰ぐ富士山
標高1600mを越えて寒風強い凍てついた斜面を進む。今日は思ったよりも寒く、吐く息は白い。登山口より2時間10分程で天祖山直下の会所に辿り着き富士を仰ぐ(写真上)。。。こちら富士山のクローズアップ
天祖神社@天祖山
会所から4分程で天祖山山頂の天祖神社に辿り着く(写真上)。立ち止ると体温が奪われそうなので先を急ぐ。
御岳山・日の出山・大岳山
梯子坂クビレまでの北斜面は寒風が吹き付けたが、登り返していくと体が温まってくる。右手の木々間から僅かに展望が開けると深い孫惣谷の先に大岳山、御岳山、本仁田山等のお馴染みの山々が確認できた(写真上)。
中央奥に芋木ノドッケ・・左奥に雲取山
長沢背稜に出合い西に向かい30分程で御影石の立派な山頂標の建つ長沢山を越える。前方奥に聳える芋木ノドッケや左奥の雲取山はまだ遠い(写真上)。
両神山の左奥に西上州の山々
名も無い小ピークに立つと北側の視界が僅かに開ける(写真上)。目前を横切る尾根右側は霧藻ヶ峰、奥には両神山が堂々と聳える。その左側には西上州の荒々しい山々が連なっているが同定は出来ない。
急登のご褒美・・・イワウチワが咲いていた
芋木ノドッケ手前では根っこの急坂で標高を稼ぐ。ここまでは、お花が少なかったが急坂を登りきると、ご褒美の様にイワウチワが咲き嬉しくなりました。
バイカオウレン
東京都二番目の高峰である芋木ノドッケは単なる通過点だった。100m強、標高を落とすと三峯からの登山道と出合い登山者が行き交う。大ダワまで進んだら標高は1700mまで落ちていた。ここからの登り返しは辛かったが、苔むした道際に咲くバイカオウレンには勇気づけられた(写真上)。
飛龍山の背後に連なる南アルプス@雲取山
雲取山荘では水分補給を予定したが、ここまで消費した水分は僅か100mlのみ、想定以上に寒かったようだ。歩き始めて6時間20分で雲取山頂に登頂、飛龍山の背後に聳える南アルプスを眺める(写真上)。
石尾根の山々@雲取山避難小屋
正午間近だが今日は視界よく、奥地秩父の山々富士山・大菩薩を暫し展望、避難小屋側に移動して腰をおろして奥多摩や丹沢の山々を眺めながら軽食をとる(写真上)。
新緑のトラバース
雲取山を後にして小雲取山から富田新道(野陣尾根)を選んで下山の途につく。この道は地味ではあるが、登り返しや難所少なく短時間(2時間程、、疲れた脚に優しい)で日原林道に辿り着ける。終盤は鮮やかな緑の中、九十九折に下る落ち葉の急斜面は爽快。
ヤマシャクヤクが一輪
通行禁止の唐松谷林道を見送り、ひと際大きなブナを見上げる。沢の音が聞こえ始めると道際にヤマシャクヤクが一輪、、綺麗な花を咲かせていた(写真上)。山中でこの花に出逢ったのは初めて、やや興奮気味に同じ写真を何枚もカメラにおさめてしまう。
吊橋を渡って沢沿いへ
疲れた脚で九十九折の斜面を下っていくと沢の音が増して、金属の吊橋が見えて来た。この橋を渡ると小さな滝が心地よく見えた(写真上)。やや狭い沢沿いのトラバースの道を穏やかに登り返すと日原林道に出合う。ここからは1時間弱の林道歩き、、、疲れ切った脚には堪えるが緊張や辛い登りからの解放感、そして達成感で心地よく歩くことができた。

総時間は9時間36分。距離・獲得高度とも十二分、未踏の長沢背稜も歩き切って、達成感も十二分の30回目の雲取山行だった。

撮影した写真のアルバム
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